こんにちは。ゆきちです☆
今日は、多頭飼いを検討している方に向けて書いてみようと思います。
猫を飼っているみなさん!
猫のいる暮らしにも慣れてきたし、もっと家族がいた方がにぎやかで楽しいかな?と考えたことはありませんか?
ワタシもそう考えて、まるもをお迎えしてから1年半後に双子のおととこたろうを迎え入れました。
現在、3匹を飼っていることになんの後悔もありませんが、当時を振り返ると、ちょっと先を考えすぎずに突っ走った感はあるな、と思います。
これから多頭飼いにチャレンジしようと思っておられる方には、一旦冷静に考えてほしいな、と思っているので、ワタシの経験が参考になればうれしいです。
そして、これを読んで、多頭飼いできそうかどうかチェックしてみてください♪
ここでは
- 本当に多頭飼いできるかな?
- 猫同士、仲良くなってくれるかな?
- 何に気をつければいいかな?
- どれくらいで仲良くなるかな?
- 何が必要かな?
- 何匹までなら大丈夫かな?
なんてことを書いていますので、ぜひお読みください!
本当に先住猫のためになる?
飼っている猫に寂しい思いをさせたくないから、という理由で新しい猫をお迎えしようと考えることも往々にしてありますが、実は逆効果になることもあります。
人間でさえ、合う合わないがあるんだもの、猫にだって相性は重要だし、突然「はい、今日から家族だよ〜」と言われて理解できる猫なんてどこにもいません。
特に、先住猫が臆病だったり高齢だったりする場合は、新しい猫は迎え入れない方が無難です。
ストレスが原因で発症する病気
- 特発性膀胱炎(血尿・排尿痛など)
- 食欲不振(長期になれば栄養不足に)
- 脱毛(心落ち着かせるために舐め壊す) など
どんなに準備していても、初対面はどちらの猫にとっても緊張する瞬間ですし、ストレスになることは間違いありません。
新しい猫を迎え入れたはいいけれど、先住猫との相性が悪くてどうすればいいかわからない!なんてことがないように、可能であれば1〜2週間程度トライアル期間を設けることが大切です。
※ワタシはこのトライアル期間を設けずに新入り猫を迎え入れたので、軽率なところがあったな、と反省しています。(結果的にはすごく仲良しになったとは言え)
1〜2週間もあれば、先住猫と新入り猫が仲良くなれそうか判断できると思います。
そして、トライアル期間に、「こりゃ相性が悪そうだな」と感じた場合、元の飼い主さんに戻せるように約束しておいたり、新しい飼い主さんを担保しておくことも大事なことです。
先住猫との相性がカギ!
先住猫との相性をまとめてみました。
もちろん、例外もありますが、目安にしてみてください( ^ω^ )
相性1位!
血縁関係は無敵!
母猫と子猫はもちろんのこと、兄弟や姉妹など血縁関係であればトラブルになることは少なめなので、保護猫など、可能であれば親子・兄妹ごと引き取りも検討してみて!
相性2位!
生後6ヶ月以内で
子猫は好奇心旺盛!共に成長できて心身ともに良い影響を与えます( ^ω^ )。月齢が近いと、離乳のタイミングが同じなど、お世話もしやすくオススメ!生後6ヶ月以内の子猫同士が理想的。
相性3位!
争いごとは少なめ
縄張り意識がオスほど強くないので、争いは少ない傾向。でも、性格が繊細だったり、臆病だったりすると、ストレスになってしまうこともあるので注意が必要です。
相性4位!
縄張り意識が強い
本能的に縄張り意識が強いので、成猫のオス同士は激しいケンカになりやすいです。お互いを認め合えれば、良い遊び相手になることができます。
相性最下位!
老猫にはストレス
ゆったり過ごしてきた高齢の猫にとって、元気すぎる子猫の存在がストレスになりやすいです。ずっと1匹で飼い主の愛をストレートに受けて暮らしてきたのに、突然の環境の変化は、老猫にとっていいことばかりではありません。
何よりも優先して考えてほしいのは先住猫の性格。
先住猫がメスの場合、子猫を可愛がってくれるだろう、と安易に考えがちだけれど、それは性格ではなく母性や本能である可能性が考えられます。
3匹以上の多頭飼いになると、気の合う猫同士でグループを作ることもあります。猫の頭数が増えれば、グループも増え、どのグループにも入れないひとりぼっち猫が出てくる可能性もあります。
我が家は新入り猫が2匹同時だったので、先住猫のまるもが孤独にならないように、いつも以上にまるもファーストを徹底しました。
ごはんの時も、外出時の「行ってきます」や「ただいま」の声かけも常にまるもの名前を一番に呼んで、「まるもが一番だよ!」のアピールをし続けました。
その結果かどうかはわかりませんが、まるもはワタシたちから受けた愛情を、双子に分け与えるように面倒を見てくれるようになりました。
猫を迎える前に
保護親さんに助けられ、ボランティアの乳母さんに育てられ、福岡県から我が家にやってきた新入り2匹。
ボランティアの乳母さんが動物病院で子猫の駆虫(回虫がいました)や皮膚病のケアをしてくださっていたおかげで、我が家に来る頃には、ほぼ健康状態に問題ありませんでした。
本当に乳母さんには感謝しかありません!
我が家の場合は乳母さんにお世話になりましたが、元野良猫は寄生虫がいない方が珍しいので、絶対に駆虫前の新入り猫と先住猫を対面させてはいけません!
猫同士で感染する病気例
- 猫かぜ
- ノミや回虫などの寄生虫
- 猫エイズや猫白血病 など
大切に育ててきた先住猫を危険にさらさないよう、新入り猫の検査はかならず受けておきましょう!
そして、何か異常が見つかった場合は、治療が完了するまで、対面させないようにすることが大切です。
飼い主が焦らない!
先住猫と新入り猫をいきなり対面させていいことなどひとつもありません。
だいたい、2週間から1ヶ月くらいかけて慣らしていこう!という心づもりでいれば焦ることもなく飼い主側もゆったりと見守ることができます。
新入り猫をお迎えしたら、すぐに部屋に放ってあげたい気持ちは本当によくわかります!
でも、グッとこらえて!
これから先、長い目で見て猫たちに仲良く暮らしてほしいと思えばこそ、面倒だけどステップは確実に踏んでいきたいもの。
先住猫と新入り猫が仲良くなるステップは3つ!
- お互いのニオイを嗅がせる
- 新入り猫をケージに入れて生活
- 慣れてきたらケージから出す
お互いのニオイを嗅がせる
いきなり姿を見せると威嚇するに決まっているので、まずはニオイから。
「こういうニオイの方がいらっしゃいます」と、
相手の匂いがついたタオルや毛布などを何度か嗅がせて、猫のココロつもりができてから次のステップへ!
新入り猫をケージに入れて生活
まずは部屋を別々にして、影や声などで相手を認識するところからスタート!
①お互いの気配を感じる距離を保ちます。
②そのあと、ドア越しに対面させます。
③様子を見ながら、同室にして新入り猫をケージに入れた状態で先住猫と対面させましょう( ^ω^ )
最初はニオイを嗅いだり、威嚇しあったりすることもありますが、「イヤな感じはしないな」と思えるようになれば成功です!
きっと、相手の存在を受け入れられるようになります。
慣れてきたらケージから出す
あくまでケージ越しに対面させて落ち着いてきたら、が条件。
念のため、お互いが逃げ込めるシェルターがあると安心です。
先住猫が成猫で新入り猫が子猫なら、子猫がのぼれない高い位置に先住猫の逃げ場、成猫が入れない狭い場所に子猫の逃げ場を設けておくと◎!
ケージから出して、すぐに仲良くなることを期待せず、威嚇する回数が減ったり、乱暴な素振りをしないことを喜びましょう。
最初は距離があっても、隣同士で座っていたり、くっついて寝るようになったら大成功です!
このときも、先住猫への配慮を忘れずに( ^ω^ )
いっぱいほめてあげてください〜!
多頭飼いするときに必要なもの
猫は本来、単独行動を好む動物。社会性はあるけれど、個別で行動することが多いものです。
多頭飼いで必要なもので一番大きいものは、個別にくつろぐための部屋です。
何匹まで飼えるかな?と考えている方、
かんたんにいうと、飼育頭数は、
部屋の数ー1
が、推奨されています。
3LDKのお家なら3匹が上限ということになります。
LDKは共有スペースで、そのほかの部屋がそれぞれがくつろげる部屋という考え方。
もちろん、部屋の数以上に多頭飼いをされていてうまくいっている方もいらっしゃるので、コレが絶対!ということはありませんが、猫たちがストレスを感じにくい、という点で推奨されています。
そのほかに必要なものは、
- 飼育頭数+1の数のトイレ
- 複数の水飲み場
- それぞれがくつろげるベッドや箱
- ケージ
挙げ出したらキリがないですが、上記4つは必要だと思います。
お気に入りのトイレでしか用を足せない、他の猫のニオイがする水飲み場はイヤ!という繊細な猫もいるので、お互いのストレスを最小限にできるように、飼い主側でできることはしてあげたいですね!
ケージは対面する際に絶対に必要ですし、それぞれのパーソナルスペースを設置する意味でもダンボールでも構わないので、お気に入りの場所を用意できるといいと思います。
今の季節ならひんやりベッドなんていいですね♪
ごはんや猫砂など出費は多い!
当たり前のことですが、飼育頭数が増えれば、ごはんもトイレの砂などを購入する回数がぐんと増えます。
ワタシはきっと、猫のために働いてるんだ…と実感するでしょう(笑)
ごはんや猫砂などの消耗品は買い忘れを防ぐためにも、通販の定期便で配送をオススメします。
定期配送だと、割引がきいてスーパーなどで購入するより25%以上安く買える場合もあります。
条件によっては、ロイヤルカナンなども25%オフで購入できるのでチェックしてみてください( ^ω^ )
暑い中、重たいごはんと砂を運ぶ必要もありません!↓
割引などを賢く利用して、家計の負担を減らせるよう、上手に節約したいものです!
飼育頭数に合わせて増える医療費
あと、忘れてはならないのが医療費です。
新入り猫の健康診断やワクチン代、去勢・避妊の手術費用が必要になってきます。
不意のケガや病気に襲われるなんてことも考えておかないといけません。
猫同士でうつる感染症を防ぐためにもワクチンはもちろんですが、単独で罹患した場合の治療費なども視野に入れておいてください。
猫を1匹飼うのに、ごはんや猫砂、ワクチンや去勢手術代、キャットタワーやおもちゃなどにかかる費用は、15年生きると仮定して、約100万円以上は必要だと想定しておいた方がよさそうです。
そこに重度の病気などで多額の医療費が乗っかってくると、飼い主の生活もままならず…なんてことも。
「猫がある程度成長したら保険に入ろう」と思っていても、子猫だからこそ罹患して死んでしまう病気もあります。
猫たちのためにも、飼い主のためにも、ぜひペット保険をご検討ください。
不要なものを見直す!
我が家もかつては「猫草」を与えていた時期があったんですが、意外と高いんですよね。
別に与えなくてもいいのに、なんで与えてたのかな?と思うほど、今はまったく与えていません。
他にも、サプリメントや洋服も本当に必要かと問われれば、きっと不要。
もちろん、療養目的や、猫がイヤがっていないのなら洋服もアリですが、猫は緊張するシーンでグルーミングなどで心を落ち着かせているので、洋服を着ているとグルーミングできないストレスを抱えがちです。
不要かどうかは、飼い主のライフスタイルによって変わるので、「無理をしない」というのを基準に、猫との生活を楽しみながら節約できるのがベストだと思います。
今まで購入していたものをやめると、まるまるお金が浮くので、その分で猫のごはんをグレードアップしたり、ペット保険料にまわすなどできますね!
\ たまには甘やかしたい♡/
まとめ
いかがだったでしょうか。
やっぱり多頭飼いはお金かかるかぁ〜と思った人もいれば、節約すればなんとかなるかも。と思った方もおられるかもしれません。
猫の相性は、先住猫の性格を考えて、子猫がいいのか、同じ年齢くらいの同性が良いのか、などを決められるといいですよね。
将来的に多頭飼いを考えているなら、思いきって最初から親子や兄弟で複数の猫を迎え入れるのもいいと思います。
家族が増えるということは、猫同士の相性はもちろんのこと、飼い主との相性も大切です。
やっぱり勢いなどで簡単に決めていいことじゃないんだな、と改めて思いました。反省…。
ワタシは先述したとおり、まるも、おと、こたろうを迎え入れたことを一度も後悔したことはありませんが、やっぱり大変は大変でした(笑)
まるもが穏やかな性格だったので救われましたが、先住猫がヤンチャなオス猫だったら、多頭飼いはしていないだろうな、と思います(笑)。
でも、
猫がいる生活って幸せ!( ^ω^ )
みなさん、それがわかっているから多頭飼いも検討されてるんだと思うんです。
だけど、多頭飼いは、勢いで決めたりせずに先住猫と家族でしっかり話し合って決めてくださいね。
どうか、トライアル期間や通販の割引などを活用して、おうち飼いの幸せな猫が増えますように!!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
おしまい♪