こんにちは。ゆきちです。
今日は、我が家のまるものお話です。
目の上にできものを発見した日から、今日(2022年6月27日)に至るまでのお話をします。
みなさんが飼っておられる愛猫ちゃんにも起こりうることだと思うので、良ければご覧ください。
ここでは
- 顔のまわりに出来たかさぶた
- 増える化膿した腫れ
- 考えられる病気
- 処方された薬
- 治らなかったら疑う病気
これらについて書いています。
最初は左目の上のちいさな発赤
2022年6月4日。それは突然でした。
愛猫まるもの左目の上に発赤とかさぶたを見つけました。
前日までなかったように思うのに、急に出てきたできもの。
子猫たちとケンカでもしたのかな?と様子を見ることにしたのですが…
2日後、発赤とかさぶたを伴うできものが増えていたのです。
なんだか急に不安になり始めました。
これは受診した方がいいかもしれない。そう思って、2022年6月8日、かかりつけのA獣医師のもとへ。
A獣医師の診察は、全身のチェック(リンパの腫れなどをチェック)でした。
このとき、まるものリンパに腫れなどは見られませんでした。
傷も左目の上に2つ、右目の上に「これもそうかも」と思わせるポチがいくつかありました。
我が家が多頭飼いであることと、同居猫に同じ症状がないことから、一旦様子をみようと、抗生剤の飲み薬を7日間分出してくださいました。
薬を飲みだして3日経っても…
抗生剤をちゃんと忘れず飲ませても、治るどころか増える発赤。
しまいにはどの発赤も化膿して黄汁が固まったようなかさぶたができています。
しかも、耳のなかや、裏にもちいさな発赤がいくつも出来ていて、不安は募るばかり。
この発赤の下にはブヨブヨとした皮膚があり、しこりとまではいかなくとも、少し隆起していました。
もう一度、受診してみようかな。
もう一つのかかりつけ医(眼の病気にくわしい獣医師)のところを受診してみることにしました。
90%炎症細胞、10%腫瘍細胞?
2022年6月11日。
B獣医師に診てもらうと、一番最初に化膿した部分の血を少量採り、顕微鏡でみて一言。
「90%炎症細胞、
10%腫瘍細胞かな」
これは、確率の話ではなく、顕微鏡で見える細胞の数のうち、90%の割合で炎症細胞がいて、そこにチラホラ腫瘍細胞っぽいカケラが見えます、というお話。
腫瘍って「がん」ですか?
そう聞くと、
もし、これが腫瘍だった場合、
この急速な拡がり方は良くない。
ただ、腫瘍細胞っぽいものがチラホラ見えるという段階なので、断言はできません。
断言してもらうには、患部を根っこから採取して病理検査に出すしかなく、その際は麻酔をしての処置になるということでした。
現時点で考えられる病気は、
皮膚炎 or 皮膚がん。
まるもが…がんかもしれない…
診察台で緊張しているまるもと同じくらい、ワタシも身体がこわばりました。
もし病理検査に出して、腫瘍だとわかったとしても、それが良性なのか悪性なのかは、そのあと判明するとのこと。
がんだったら、そんなにチンタラ調べてられない。
この数日でこんなに急速に拡がっていったのに、今すぐにでも麻酔をかけて患部を採取してもらうべきなんだろうか…
血の気が引いて、うまく思考が働いていない感覚でした。
もし、がんなら、患部の切除が有効だとしても、まるものように目の上などの腫瘍や、数が多い場合は、切除より放射線治療や抗がん剤治療を選択されることが多いようです。
処方された薬
ピンポイントで患部にアタックできるように塗り薬を試しましょう、と抗生剤と消炎剤を混ぜた塗り薬を処方してくださいました。
A獣医師が出してくれた抗生剤は飲み薬なので、どうしても全身のあちこちにまんべんなく効くイメージなのだそう。
とにかく2週間、1日2回、目に入らないように注意して、うすく塗ってくださいと言われ、毎日塗り続けました。
その間も、A獣医師が処方してくださった飲み薬も併用しました。
抗生剤なので、飲みきらないと!
菌が強くなって薬に耐性ができてしまうのは避けなければいけません。
塗り薬で炎症が治まってきたら、
がんの可能性はぐんと減るからね。
腫瘍には抗生剤は効果がみられないので、塗り薬で炎症が治まるのであれば、それはがんではないだろうということでした。
2週間後、再度受診。
2022年6月25日。
抗生剤・消炎剤の塗り薬をつけ始めてからすこしずつ腫れが引いてきました。
1週間経つころには、かさぶたが自然ととれて、赤かった皮膚も白くなってきました。
約束どおり、2週間経ったので、B獣医師のもとへ診察へ行きました。
まるもを見て、開口一番に
おお〜!
治ってきたね〜!
はい!治ってきました!
初めて見たときは
腫瘍かも、と思ったけど
いや〜、よかった!
腫瘍っぽかったですか?
うん。
でも、皮膚が多少ブヨブヨしてるけど、しこりもないし、
腫瘍なら抗生剤はまず効かないから
今回は腫瘍ではなさそうやね。
よかったです!(涙)
ただ、毛は生えてこないかも。
ハゲたまま…
もともと毛がうすい部分ではあるけど、ハゲたままなのはちょっと可哀想かも。
でも、腫瘍(がん)の可能性は低いと言われてホッとひと安心でした。
追記→2022年7月、ちゃんと毛が生えてきました!
まるもは何の病気?
腫瘍(がん)ではなさそうだ!という診断でしたが、それならば今回の原因はなんだろう…?
皮膚炎だとして、その原因はなんだろう…?
アレルギー検査ってしたことある?
いえ、ないです。
あんまり繰り返すようなら
一度受けてみて。
フードの原材料だったり、
ハウスダストだったりが原因ってこともあるよ。
アレルギー検査では、七面鳥(ターキー)や鶏肉、とうもろこしなどの穀物などの項目もあり、どれもキャットフードに入っているものから、ハウスダストやダニなども検査できるようでした。
ダイエットのために
液状のおやつをやめてから症状が軽くなったとしたら、液状のおやつにアレルゲンが入ってた可能性もあるね。
前回、体重5.7kgで、太り気味だと言われ、二週間、液状のおやつをやめていたまるも。
二週間ぶりに体重を測ったら、200gの減量に成功!
もしかしたら、偶然、アレルゲンを摂取せずに二週間過ごしていたから治りが早かったのかも知れないです。
もちろん、アレルギー検査は、すべてのアレルゲンを網羅しているわけではないので、絶対に原因がわかるというわけではなさそうですが、また繰り返すようなら次回は検査してみようと思います。
それはそうと、
ノミ、マダニの駆除薬はしてる?
最近、できてないです。
大体、月に1回くらい
首の後ろに滴下するだけで
ノミ・マダニが駆除できるから。
今日、ついでにしとく?
はい!お願いします!
後頭部の下あたりや、首輪のあるあたりに滴下すると、猫がグルーミングしにくいです。
肩甲骨あたりになると、身体の柔らかい猫は舐めてしまうことがあるんだそう。
だいたい2日くらいで皮脂に乗って全身に行き渡るので、当日だけは猫が舐めないように注意してあげることが大切なんだそうです。(同居猫によるグルーミングも要注意です)
毎月連れてきてもいいけど
飼い主さんがお薬とりに来る形でもOK
わかりました!
今回、ノミ・マダニ駆除薬は970円でした。
3匹だと、毎月約3000円…。ちょっと通販調べよ(笑)
今度からコレだ(笑)
いつものピュリナワンも、低アレルギーの療法食もお得に購入できそうなので、駆除薬ともども、ここでお世話になりますッ!
まとめ
今回、まるもの目の上のできものは、腫瘍の可能性は低く、アレルギーによる皮膚炎の可能性が高いとのことでした。
考えられるアレルゲンをできる限り排除するため、掃除もがんばります(涙)
まるもも液状のおやつ我慢してるし。
右目の上のかさぶたはまだ完全に消失していないので、ひきつづき薬を塗布して完治を目指します。
追記→2022年7月、両側ともキレイに治りました!
今回の受診でわかったことは
- 急速に増える炎症は要注意!
- 考えられる病気は皮膚炎や皮膚がん
- 腫瘍(がん)には抗生剤は効き目なし
- 腫瘍の場合、しこりがあることが多い
- 必要であればアレルギー検査!
- 月1回ノミ・マダニ駆除と毎日掃除!
- ペット保険には早めに検討を!
- 不安ならセカンドオピニオンを!
急速に増えるできものには写真や日記などで様子を記しておくことをオススメします。
腫瘍には抗生剤は効かない、しこりがみられるといいますが、あくまで「そういう場合が多い」というだけなので、自己判断せず、獣医師の見解をもとに、細胞診だったり、病理検査だったりの処置を検討しましょう。
アレルギーだと診断されたら、原因を探って、除去してあげることも大切です。
外に行かない完全室内飼いの猫もノミ・マダニ駆除を月に1回しておくと安心です。
ところで、まるもががんだったら、いくら必要だったんだろう…。
今回の受診は全部で6000円くらいでしたが(細胞診してもらったのでちょっと高かった)、通院や入院、手術費用がかかってもおかしくない病気だったかもしれないんだな、と改めて思いました。
みなさんはペットの保険って入っておられますか?
ずっと元気で、天寿をまっとうできる猫ってどれくらいいるんだろう。
大切な家族だからこそ、万が一の病気のときに、お金を理由に適切な治療を受けさせてあげられないっていうのは避けたいです。
保険スクエアbang!/ペット保険資料一括請求ワタシも今回の経験をいかして、ペット保険検討して、入りたいと思います!
今回、いつものかかりつけ医のA獣医師を信用していないわけではないけれど、「やっぱり、何か変だ…」と、セカンドオピニオンしておいて良かったと実感しました。
万が一、セカンドオピニオンせずに病状が悪化していたら…と思うと、悔やんでも悔やみきれないと思うんです。
愛猫のためにも、自分のためにも、セカンドオピニオンは必要な選択肢だと思います。
いつもと違う、その違和感はきっと間違ってない!
なにかあればすぐ受診してくださいね!
早めの受診で、早期発見・早期治療が叶います!
大切な家族とずっと一緒に暮らすために。
年に一度の検診と(シニア猫は半年に一度)、ワクチン接種も忘れずに!(^ ^)
今日も最後までお読みいただきありがとうございました( ^ω^ )
では!
おしまい♪